【伝えたい】2021・10・22
2021年10月22日
これもまた「ゆうあい便」準備中に見つけました。
『伝えたい~3・11を伝える街「とみおか」』
発行元 富岡町3・11を語る会
発行年月日はありませんが、
最終記事が2012年3月11日ですので、
それ以降と思われます。
知らなかった危険・・・
地震、津波の被害に遭い、
混乱が収まらない町民に避難命令が・・・
深刻な原子力発電所の事故とは夢にも思わず・・・
避難命令に従い避難する町民たち。
直ぐに帰れると着の身着のまま、
2~3日程度の着替えと貴重品だけを持って車に乗り込み、
普段なら富岡町から車で50分ほどの川内村に、
最長で約9時間かけて移動する。
避難する車の交通整理に当たる、
半面マスクに防護服という格好の警官たち。
避難する町民は驚いて尋ねる。
「どうしたんですか?」と。
「知らないんですか? 放射能が漏れているんですよ!」
警官は答えた。
ふるさと
佐藤紫華子
呼んでも 叫んでも
届かない
泣いても もがいても
戻れない
ふるさとは
遠く 遠のいて
余りにも遠い
近いけど 遠いふるさと
あのふるさとは
うつくしい海辺
心の底の
涙の湖にある
(「原発難民の詩」より)