「図書」(岩波書店)の10月号で、
姫野カオルコが原節子のことを書いた文章の中に、
こんな一節があった。
  あんなしょうもないおしゃべりをする時間があったのは、
  学校へ行っている年齢のころだけだったのだと気づく。

こんな文章に触れると、
高校生が愛おしくなる。

やっぱり高校生のことが好きなんだなって思う。
あの高校生、この高校生ではなく、
高校生という存在が好きなんだって思う。
もっと正確にいうなら、
高校生のことが好きだったんなって思った。

宍道湖1