【名もなき暮らしの独り言(84)】2021・10・24
2021年10月24日
「図書」(岩波書店)の10月号で、
姫野カオルコが原節子のことを書いた文章の中に、
こんな一節があった。
あんなしょうもないおしゃべりをする時間があったのは、
学校へ行っている年齢のころだけだったのだと気づく。
こんな文章に触れると、
高校生が愛おしくなる。
やっぱり高校生のことが好きなんだなって思う。
あの高校生、この高校生ではなく、
高校生という存在が好きなんだって思う。
もっと正確にいうなら、
高校生のことが好きだったんなって思った。