【いざ読まん(4)】2021・11・4
2021年11月04日
「ゆうあい便」の前に、
読み通しました。
秋月りゅうみん『一日一禅』(講談社現代新書)
もうおしまいに近い処に、
この一冊の「ピクン」がありました。
禅道仏法の原点は、
「即今(いま)・此処(ここ)・自己(じこ)」にある。
これを離れて仏法はない、
禅もない。
「どこから手をつけたか?」の問いに、
「ここから着手した」という「ここ」を答えることの重要さを解いています。
それは浅草の雷門であっても、
日光の陽明門であってもかまわない。
ここから着手したという「ここ」が発見できなければ、
この公案は透れない。
人の日々は、
今ここで生きる自分を見つめることかな?