「追悼」という文字に誘われて買った文庫本、
なかなか読めなくて、
昨夜やっと読み終えました。
宇江佐真理『糸車』(集英社文庫)
旬1

本の帯に、
「追悼 宇江佐真理さん」とあります。

この人の作品は、
彼女のデビュー当時の作品から、
ほとんど読んできましたが、
「追悼」の文字のあるこの作品は、
なかなか手に取ることができませんでした。

  倖せと不幸は紙一重である。
  今が倖せでも、
  その先がどうなるかはわからない。
  持って生まれた運にも左右されるだろう。
  肝心なのは何があっても折れない気持ちを持つことだ。
  そして、
  何事も決めるのは自分である。
  人に相談したところで始まらない。