土井善晴『一汁一菜でよいという提案』(グラフィック社)
  ご飯や味噌汁、
  切り干やひじきのような、
  身体に良いとされる日常の食べ物にはインパクトがないので、
  テレビの食番組などに登場することもないでしょう。
  もし、切り干しやひじきを食べて、
  「おいしいっ!」
  と驚いていたら、
  わざとらしいと疑います。
  そんなびっくりするような切り干しはないからです。
  若い人が、
  「普通においしい」
  という言葉使いをするのを聞いたことがありますが、
  それは正しいと思います。

「普通に〇〇」という言い方は、
こういうふうに使うのか?!

今朝、読み終えた小説にも、
「本当に優しい人」の数ページ後に、
「普通にいい人」という人が出てきます。
原田ひ香『三千円の使いかた』(中公文庫)

この「普通に」、
たとえば「普通においしい」というと、
「あれ?! 案外おいしいんじゃん」
「意外といけるかも?!」
「思ったよりましだった」
そんなニュアンスで聞いていました。

平均以上、
しかも想像よりよかった、
という感覚でしたが、
違うのかな???

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