朝日新聞の書評の中に、
こんな文言がありました。
  貴女(あなた)方は私たちと本気で連帯したいのではない、
  黒人に寄り添う自らに酔っているだけだ。(ケンダル)

  救世主でいたがる態度もまた、
  差別の一つなのだ。(温又柔)

書名:『二重に差別される女たち』(DU BOOKS)
副題:「ないことにされているブラック・ウーマンのフェミニズム」
著者:ミッキ・ケンダル
訳者:川村まゆみ
書評:温又柔(おん ゆうじゅう)(作家)

「寄り添う」人の中に、
自らに酔っている人って、
案外いるなあと思います。
そして、
そのことに気づかない人って、
結構いるなあと思います。