【読み終えて(3)】2021・12・1
2021年12月01日
原田マハ『まぐだら屋のマリア』(幻冬舎文庫)
本の裏表紙に、
過去に傷がある優しい人々、
心が喜ぶ料理に癒され、
紫紋はどん底から生き直す勇気を得る。
そんな話と思って読み進めました。
確かにそんな話ではありました。
が、
読み終えて思います。
この話はどこまでも「マグダラのマリア」の話だと。
マグダラのマリア
お墓の前で 泣いていた。
イエスが そばに立っていらっしゃったのに
マリアは 気がつかなった。
(『絵でみる こどもとおとなの はじめての 聖書』至光社)