昨夜の読書は久しぶりの宮部みゆき。
『長い長い殺人』(光文社文庫)

旬1

奇抜な発想に「ほおぉ~」と息が漏れ、
想定外の結末に「あれれぇ~」と声が漏れる。

  そばに誰もいない人間は、
  齢をとりはするものの、
  歳を数えることはしない。
  誕生日を覚えていてくれる者がいないからだ。
  人は誰も自分のために齢をとったりはしない。

「逆アナウンス効果」
「循環論法」
「コケの一念」
などという言葉も初めて知った。