注文していた本が昼下がりに届きました。
おそらく今年最後の本のお届けです。
司馬遼太郎『最後の将軍』(文春文庫)
旬1

先日のNHK大河ドラマ「晴天を衝け」で、
晩年の徳川慶喜を見て、
この本が読みたくなりました。
  人の生涯はときに小説に似ている。
  主題がある。
  徳川十五代将軍慶喜というひとほど、
  世の期待をうけつづけて、
  その前半生を生きた人物は類がまれであろう。
  そのことが、
  彼の主題をなした。

それでは、
ひっそり生きた彼の後半生はどうだったのだろう?
こっちの方が本当は主題なんじゃないか。
そう思い定めて読み始めました。

ところで、
私の生涯には主題があるのだろうか?
あるとすれば何だろ?
さしたるものが思い浮かばない。

でもまあ、
それは誰かが思いついてくれるものかもしれない。