【主題】2021・12・30
2021年12月30日
注文していた本が昼下がりに届きました。
おそらく今年最後の本のお届けです。
司馬遼太郎『最後の将軍』(文春文庫)
先日のNHK大河ドラマ「晴天を衝け」で、
晩年の徳川慶喜を見て、
この本が読みたくなりました。
人の生涯はときに小説に似ている。
主題がある。
徳川十五代将軍慶喜というひとほど、
世の期待をうけつづけて、
その前半生を生きた人物は類がまれであろう。
そのことが、
彼の主題をなした。
それでは、
ひっそり生きた彼の後半生はどうだったのだろう?
こっちの方が本当は主題なんじゃないか。
そう思い定めて読み始めました。
ところで、
私の生涯には主題があるのだろうか?
あるとすれば何だろ?
さしたるものが思い浮かばない。
でもまあ、
それは誰かが思いついてくれるものかもしれない。