【とにもかくにも ごはん】2021・12・31
2021年12月31日
小野寺史宜『とにもかくにも ごはん』(講談社)に、
もう一ヶ所ありました。
紹介したい一節が・・・。
学校なんかでは、
お米をつくってくれた人のことを考えて、
ごはん粒を残さす食べましょうみたいなことを言われる。
現実にはそこまで考えない。
人は、
顔も知らない他人のことまでは考えられない。
もっと近いところでいい。
食器を洗う人のことを考えたら、
ごはん粒は残せない。
顔も知らない人のことに思いを馳せることは、
決して間違ってはいないと思います。
ただ、
それはかなり高度な情緒だと思います。