小野寺史宜『とにもかくにも ごはん』(講談社)に、
もう一ヶ所ありました。
紹介したい一節が・・・。

  学校なんかでは、
  お米をつくってくれた人のことを考えて、
  ごはん粒を残さす食べましょうみたいなことを言われる。
  現実にはそこまで考えない。
  人は、
  顔も知らない他人のことまでは考えられない。
  もっと近いところでいい。
  食器を洗う人のことを考えたら、
  ごはん粒は残せない。

顔も知らない人のことに思いを馳せることは、
決して間違ってはいないと思います。
ただ、
それはかなり高度な情緒だと思います。

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