原田ひ香の文庫本を、
二冊買って、
二冊一気に読みました。

先ずは『復讐屋鳴海慶介の事件簿』(双葉文庫)
旬1
  もう一度、よく考えろ。
  復讐するは我にあり、
  神がそう語られた言葉の意味を。
  神は自らの手を汚して復讐してくださると言っているんだ。
  おれはキリスト教徒じゃないが、
  そう聖書に書いた人の気持ちは信じている。

  神様の言葉なんだ。
  復讐するのは自分だ。
  神である自分が復讐するんだから、
  お前たち人間は復讐しなくていいんだよっていう意味。

なるほどそういう意味だったのか。
この歳になって初めて知って、
自分の生き方が、
少し緩やかになったような気がしました。

もう一冊は『彼女の家計簿』(光文社文庫)ですが、
これはまた明日のことにします。