矢部太郎『ぼくのお父さん』(新潮社)は、
最終章の「ぼくのお父さん」が、
とりわけて心に沁みました。

読み終えて最も残った場面は、
「たろう」と「お父さん」が、
牛乳パックで工作する場面でした。
  た ろ う:ごみでも楽しくなったね。
  お父さん:この世にごみなんてないんです。ごみと思うからごみになるんです。

  お母さん:たろう。ご飯だからごみ片付けてー。
  た ろ う:お母さん、ごみと思うからごみになるん・・・
  お母さん:ごみはごみよー!!  

旬1