昨日の山陰中央新報「中村 元 慈しみの心」を読んで、
確かにそうだなあと納得。
  もろもろの書を学んでも、
  なお愚かな人もいる。
  自ら行う人こそ、
  真の智者である。
  すぐれた処方の薬でも、
  その名を唱えるのみでは、
  病気の人に治癒はもたらさない。
         (「ヒトパデーシャ」}

逆の言い方をすれば、
学んでも行動に移さなかったら成長はないし、
薬の効能書きを覚えるほどに読んでも、
飲まなかったら病気は治らないということ。

でも、
現実には、
行動しても成長しないこともあるし、
飲んでも治らないこともある。

智者になることも、
病気を治すことも、
口で言うほど簡単ではない。

基礎疾患のある高齢者になって、
身に沁みてそう思う。