【大根焚】2022・2・15
2022年02月15日
みごとな大根をいただきましたので、
朝から大根を煮ました。
鳴滝の大根焚(だいこだき)ではありませんが、
塩焚(しおだき)でもありませんが、
やや多めに焚きました。
大根焚は12月9日・10日の両日、
京都市右京区鳴滝の了徳寺で行なわれる行事。
庭先に大釜を据え、
大根を焚いて参詣者に供するのだそうです。
この地に足をとどめて法を説いた親鸞に、
信心深い里人が塩焚の大根をふるまったことが起源。
そのとき親鸞は80歳だったとか。
『カラー図説 日本大歳時記』に、
そんなふうに書いてありました。
末座へは聞こえぬ法話 大根焚 木代ほうし
あつあつと婆が涙や大根焚 岸田稚魚
日だまりは婆が占めをり大根焚 草間時彦
世の中に婆がこれほど大根焚 橋本文比古
大釜は男手ばかり大根焚 佐藤喜久枝
(『カラー図説 日本だ歳時記』講談社)