みごとな大根をいただきましたので、
朝から大根を煮ました。

旬1

鳴滝の大根焚(だいこだき)ではありませんが、
塩焚(しおだき)でもありませんが、
やや多めに焚きました。

宍道湖1

大根焚は12月9日・10日の両日、
京都市右京区鳴滝の了徳寺で行なわれる行事。
庭先に大釜を据え、
大根を焚いて参詣者に供するのだそうです。

この地に足をとどめて法を説いた親鸞に、
信心深い里人が塩焚の大根をふるまったことが起源。
そのとき親鸞は80歳だったとか。

『カラー図説 日本大歳時記』に、
そんなふうに書いてありました。

花2

  末座へは聞こえぬ法話 大根焚  木代ほうし

  あつあつと婆が涙や大根焚  岸田稚魚

  日だまりは婆が占めをり大根焚  草間時彦

  世の中に婆がこれほど大根焚  橋本文比古

  大釜は男手ばかり大根焚  佐藤喜久枝
        (『カラー図説 日本だ歳時記』講談社)