【母と娘】2022・2・21
2022年02月21日
昨日の新聞から歌三首。
母がもう忘れたるわが誕生日 未生以前の秋のかぜふく 小島ゆかり
(佐々波幸子「第3回 大岡信賞」朝日新聞)
お互いのために、いえ、私のために車窓は母を置き去りにする 中井スピカ
ああやっと親の戸籍を去ってゆく私に夏の逆光よあれ 中井スピカ
(東 直子「文学で幻の握手」山陰中央新報)
こういうふうに思い感じる人もあるのだ。
母と娘だなあと思う。