昨日、届けていただいた「AERA」(朝日新聞)の最新号に、
浜 矩子さんが書いています。
    悪夢のまっただなかにいる時、
    頼りになるのは、
    普通なものだけだ。
  この一節が、
  偉大なる推理小説家、
  アガサ・クリスティーの作品の中に出てくる。
  作品名は“Sad Cypress”(邦題『杉の柩(ひつぎ)』)

その「普通なもの」を、
こんなふうに書いていて、
そこが心にストンと落ちました。

何かおかしなことが起これば、
  「それって変でしょ」
  と思える当たり前の感覚。

誰かが偏見を口にしたら、
  「それってウソでしょ」
  と一蹴できる平静さ。

悪夢の中にバケモノどもが迫ってきたら、
  「ちょっとそこどいて」
  とこともなげにやり過ごせる平常心。

それって変でしょ!
それってウソでしょ!
ちょっとそこどいて!

覚えておこう・・・と思いました。