俳人・稲畑汀子さんが亡くなりました。
この句の作者です。
  今日 何も彼もなにもかも春らしく
私の好きな句です。

91歳だったそうです。
祖父は俳人の高浜虚子。
父の高浜年尾も叔母の星野立子も俳人。

高浜年尾の句、
  立春のかがやき丘にあまねかり
私の好きな句です。

星野立子の句、
  ままごとの飯もおさいも土筆かな
  雛飾りつつ ふと命 惜しきかな
私の好きな句です。

2月の毎日俳壇を読み直しました。
  長女次女三女四女や福寿草  和歌山  奥田 眸(2月15日)
  捨てがたき本の背文字に雪明かり  東京  後藤 和(2月21日)
  あれこれと考へてゐて湯ざめせり  海南市  塚月凡太(2月28日)
それぞれがそれぞれにいいなあと思いました。