「ウクライナに軍事侵攻」とか、
「キエフ攻防戦」とか、
「ウクライナ人の人権」とか、
「プーチンの暴挙」とか、
「世界経済に懸念」とか、
「国連決議」とか、
さまざまな視点、
さまざまな立場から、
さまざまな報道がなされています。

それが事態を複雑化し、
理解を困難にしているなと、
このごろよく思います。

一体、
この問題の本質はどこにあるのだろう?
私の頭はますます混乱し、
私の理解はますます混沌としています。

新約聖書の言葉で言うなら、
「カエサルのものはカエサルに」

同じように、
「ウクライナのものはウクライナに」
もっと言うなら、
「ウクライナのことはウクライナに」

このものさし一本で、
誰かが明快に解き明かしてくれないものか。

ものさしが多いと理解も判断も難しくなるばかり。

たくさんあるものさしの一つに、
気になった意見がありました。
  残念ながら、
  ロシアで政変や革命が起きない限り、
  この独裁者を抑えるには力が必要だ。
  その点に目を背け、
  皆で声を上げつづけるというだけでは不十分である。(遠藤 乾:3/1朝日新聞)

この人が言うように、
国連憲章も国際法も力不足。
もっと言うなら、
決議も制裁もデモも即効力がない。

誰かが言っていたように、
ウクライナでは本物の血が今日も流れている。