【本物の血】2022・3・3
2022年03月03日
「ウクライナに軍事侵攻」とか、
「キエフ攻防戦」とか、
「ウクライナ人の人権」とか、
「プーチンの暴挙」とか、
「世界経済に懸念」とか、
「国連決議」とか、
さまざまな視点、
さまざまな立場から、
さまざまな報道がなされています。
それが事態を複雑化し、
理解を困難にしているなと、
このごろよく思います。
一体、
この問題の本質はどこにあるのだろう?
私の頭はますます混乱し、
私の理解はますます混沌としています。
新約聖書の言葉で言うなら、
「カエサルのものはカエサルに」
同じように、
「ウクライナのものはウクライナに」
もっと言うなら、
「ウクライナのことはウクライナに」
このものさし一本で、
誰かが明快に解き明かしてくれないものか。
ものさしが多いと理解も判断も難しくなるばかり。
たくさんあるものさしの一つに、
気になった意見がありました。
残念ながら、
ロシアで政変や革命が起きない限り、
この独裁者を抑えるには力が必要だ。
その点に目を背け、
皆で声を上げつづけるというだけでは不十分である。(遠藤 乾:3/1朝日新聞)
この人が言うように、
国連憲章も国際法も力不足。
もっと言うなら、
決議も制裁もデモも即効力がない。
誰かが言っていたように、
ウクライナでは本物の血が今日も流れている。