今週の紙上歌壇に目を通して、
学ぶこと多いなあと思いました。
教えられること多いなあと思いました。

《読売歌壇》
  佐太郎の歌集の届き袋からふわんとたちぬ古き本の香  海老名市 中村富美子
佐藤佐太郎、
アララギ派らしいけれど知りませんでした。
こんな歌を詠んだ人らしい。
  夕光(ゆふかげ)の なかにまぶしく花みちて しだれ桜は輝きを垂る 
  桃の葉は いのりの如く葉を垂れて輝く庭に みゆる折りふし
ふわんとした歌でした。

《毎日歌壇》
  九十を超えたる詩人が独り逝く子どもをうたう令和の日本  寒河江市 神谷りん
九十を超えたる詩人、
誰のことだろう?

《朝日歌壇》
  弟が父に短歌を教えてた「ならったかん字はぜんぶつかいや」 (奈良市)山添 葵
習った漢字は全部使え、
私にはない発想です。

教わったこと、
学んだことを、
すべて生かして生きる、
年を重ねると、
だんだんしなくなったなあと思います。