【今週の短歌】2022・3・10
2022年03月10日
今週の紙上歌壇に目を通して、
学ぶこと多いなあと思いました。
教えられること多いなあと思いました。
《読売歌壇》
佐太郎の歌集の届き袋からふわんとたちぬ古き本の香 海老名市 中村富美子
佐藤佐太郎、
アララギ派らしいけれど知りませんでした。
こんな歌を詠んだ人らしい。
夕光(ゆふかげ)の なかにまぶしく花みちて しだれ桜は輝きを垂る
桃の葉は いのりの如く葉を垂れて輝く庭に みゆる折りふし
ふわんとした歌でした。
《毎日歌壇》
九十を超えたる詩人が独り逝く子どもをうたう令和の日本 寒河江市 神谷りん
九十を超えたる詩人、
誰のことだろう?
《朝日歌壇》
弟が父に短歌を教えてた「ならったかん字はぜんぶつかいや」 (奈良市)山添 葵
習った漢字は全部使え、
私にはない発想です。
教わったこと、
学んだことを、
すべて生かして生きる、
年を重ねると、
だんだんしなくなったなあと思います。