【こだまでしょうか】2022・3・11
2022年03月11日
今日の朝日新聞に、
『金子みすゞ名詩集』(彩図社)の広告。
その中で、
この詩が紹介されています。
こだまでしょうか
「遊ぼう」っていうと
「遊ぼう」っていう。
「馬鹿」っていうと
「馬鹿」っていう。
「もう遊ばない」っていうと
「遊ばない」っていう。
そうして、あとで
さみしくなって、
「ごめんね」っていうと
「ごめんね」っていう。
こだまでしょうか、
いいえ、誰でも。
震災の後、
テレビやラジオや、
あちこちで、
この詩を目にし耳にしたなあと、
いま思い出す。
なぜ、この詩だったのだろう?
そのころは、
ああそういうことかと、
よくわかっていただろうのに、
それがどうしても思い出せない。