このごろ本を読んでないなと思う
AERAと小説新潮と新聞ぐらい
体力気力が徐々に減退してるかな
寝床の中でそんなことをふと思う
小説新潮2月号と3月号の小説に
奇しくも神の言葉が語られている
   (矩形日記 2022・3・19)

 

 母親が子供に言い聞かせるように、
 お前にはまだわからないだろうけれど、
 今にわかるよって、
 わたしはお前たちによきことしかしないって、
 その善きことが何であるか、
 今にわかるよって。
  (戯曲『わたしが・捨てた・女』遠藤周作:小説新潮2月号)

   夕暮れに涙が宿っても、
   朝明けには喜びの叫びがある。
 人生とは、
 そういうものではありませんか?
    (『晴れの日の回転木馬」原田マハ:小説新潮3月号)