【あたらしい朝】2022・3・31
2022年03月31日
久しぶりに中島久枝を読みました。
そもそも一冊読み通したのも、
久しぶりのことでした。
『あたらしい朝~日本橋牡丹堂菓子ばなし〈9〉~』(光文社時代小説文庫)
病み上がりにふさわしい一冊でした。
そうか。
おとうちゃんは小萩の嫁入りがうれしくて、
でも淋しくて、
それでまっすぐ来られなかったのだ。
知り合いの家に行き、
それからまた酒を飲んで、
ぐずぐず時を延ばしたに違いない。
あら、夢を持つのは大事じゃない?
夢を描かなかったら、
その日は来ないもの。