中島京子を読んでいたら、
こんな個所がありました。
  ときどき、
  波のように、
  メンデルスゾーンが聴きたくなることがある。
  冬が近づくとその波がやってくることが多い。

  中林虹之助は、
  そのとき自室にいて、
  メンデルスゾーンの、
  ヴァイオリン協奏曲を聴いていた。

久しぶりに聴いてみました。
数あるヴァイオリン協奏曲の中で、
私はメンデルスゾーンが好きです。
次はチャイコフスキーかな。

「心が渇いてくるとマーラーが聴きたくなる」
というテレビコマーシャルがありました。

心がたそがれるとドボルザークが聴きたくなります。
とりわけ「新世界より」の第二楽章が。

旬1
中島京子『ムーンライト・イン』(角川書店)