【山陰文芸】2022・4・7
2022年04月07日
4月4日の山陰文芸に、
こんな歌と句がありました。
道路パトの回転灯に雪しまき激つ雪かげ目眩む我は 雲南 多田納 力
水害の爪痕残る裏庭に白梅ふふむ心の晴るる 雲南 妹尾福子
のどけしや牛にものいふ試歩の人 奥出雲 重親利行
「激つ」「ふふむ」「試歩」
こんなことばをぽいっと使いこなす人もあるのだ。
「古語辞典」第九版(旺文社)
たぎつ【激つ・滾つ】水が激しい勢いで流れる。水がわき上がる。さかまく。
ふふむ【含む】花や葉がまだ開ききらない。
「新明解 国語辞典」第七班(三省堂)
しほ【試歩】(手術後の患者などが)ためしに歩いてみること。