4月4日の山陰文芸に、
こんな歌と句がありました。
  道路パトの回転灯に雪しまき激つ雪かげ目眩む我は  雲南 多田納 力

  水害の爪痕残る裏庭に白梅ふふむ心の晴るる  雲南 妹尾福子

  のどけしや牛にものいふ試歩の人  奥出雲 重親利行

「激つ」「ふふむ」「試歩」
こんなことばをぽいっと使いこなす人もあるのだ。
「古語辞典」第九版(旺文社)
  たぎつ【激つ・滾つ】水が激しい勢いで流れる。水がわき上がる。さかまく。

  ふふむ【含む】花や葉がまだ開ききらない。

「新明解 国語辞典」第七班(三省堂)
  しほ【試歩】(手術後の患者などが)ためしに歩いてみること。