リビアという国は、
リバティだそうです。
自由を夢見た国だそうです。

国境なき医師団の機関誌、
ニュースレター「ACT!」(2022年4月号)に、
小児科医の蟹江信宏さんが書いています。

西アフリカのリベリアは、
アメリカで人種差別を受けていた人びとの帰還によって建てられた国です。
“自由(リバティ)”の意味を込めて名付けられたリベリアですが、
その願いに反して内戦が絶えず、
世界最貧国の一つです。
約3人に1人の5歳未満の子どもが、
栄養失調に苦しみ、
約20人に1人の子どもが、
誕生日を迎えられずに亡くなってしまいます。