4月23日の朝日新聞「多事奏論」は、
編集記者の河合真美江さんでした。

図工の授業には色鉛筆と愛と勇気を持って行くんだよ」
娘は小学3年生になった春、そう言った。

20年近く前、
図工の先生の持ち物の指示だった。

子どもはまっすぐ受け止めた。
色鉛筆と愛と勇気を持参して学校に行ったのだ。

その先生は作家の岡田淳さん。
38年間、
西宮市の小学校で教えた人だそうです。

学年最初の授業は、
黒板に、横一本線をひいて、
何に見えるかなって聞くんです。
こんなこと言ったら笑われるかなと思っても言うのが勇気。
だれかが言ったことに、
よく思いついたなあと思えるのが愛。

教材や教科書と一緒に愛と勇気。
どんな教科でもおんなじだなって思いました。