久しぶりに小手鞠るいを読みました。
『きみの声を聞かせて』(偕成社)

旬1

偕成社?!
偕成社かぁ!?
偕成社だよなあ!!

声が出ない少女と、
目の見えない少年の話。

といっても、
少女は中学生、
少年は高校生。

新美南吉の『小さい太郎の悲しみ』が、
何度も何度も引用されます。

しかしあるかなしみはなくことができません。
ないたって、
どうしたってけすことはできないのです。
いま、
ちいさいたろうのむねにひろがったかなしみは、
なくことのできないかなしみでした。
にいみなんきちのどうわ「ちいさいたろうのかなしみ」より。

そうだよなあ。
生きていると、
泣くしかしかたがないことや、
泣いてもしかたがないことって、
あるもんなあ・・・。