【正義】2022・6・2
2022年06月02日
雫井脩介『検察側の罪人』(文春文庫)の上巻、
昨夜、やっと読み終えました。
「罪人」が見えてきました。
でも、
それが『検察側の罪人』なのか?
今朝、下巻を手に取りました。
それはそれとして、
上巻の中に、
「正義」という言葉が何度か出てきます。
いい検事とは何か?
正義を信じている人。
その正義っていうのは何なんだよ。
正義とは何か。法の執行だよ。
教員の正義って何なんだろう?
教員を退職した人間の正義って何なんだろう?
そもそも今を生きている私の正義って何なんだろう?
そんなことをこのごろよく考える。
上巻の後半、
「丹野」の話を「最上」が黙って聞く場面。
理不尽だよな。
裁かれる人間がいて、
一方で、
裁かれない人間がいるってのなは・・・
(中略)
本当に裁かれないわけじゃない。
何ていうか、
もっと大きなもの裁かれるんだ。
決して逃げ延びられるわけじゃない。
俺はそう思うな。
言ってみれば、
その「もっと大きなもの」が正義なんだろうな。
そんなことを思いながら・・・。