【検察側の罪人】2022・6・6
2022年06月06日
雫井脩介『検察側の罪人』上・下(文春文庫)を読み終えて思う。
正義ってなんだろう?・・・と。
何なんだろう?・・・と。
沖野は分からなくなっていた。
自分は何を間違えてしまったのだろう。
何も間違えていないのに、
こんな気持ちになるものだろうか。
沖野はもう、何も分からなかった。
自分は何をしたかったのか。
何を信じ、何の味方のつもりでいたのか。
正義とはこんなにいびつで、
こんなに訳のわからないものなのか。
世の正義とは?
人の真実とは?
生の意義とは?
そんなことを、
つらつら考えました。