雫井脩介『検察側の罪人』上・下(文春文庫)を読み終えて思う。
正義ってなんだろう?・・・と。
何なんだろう?・・・と。

  沖野は分からなくなっていた。
  自分は何を間違えてしまったのだろう。
  何も間違えていないのに、
  こんな気持ちになるものだろうか。
  沖野はもう、何も分からなかった。
  自分は何をしたかったのか。
  何を信じ、何の味方のつもりでいたのか。
  正義とはこんなにいびつで、
  こんなに訳のわからないものなのか。

世の正義とは?
人の真実とは?
生の意義とは?
そんなことを、
つらつら考えました。

旬1