朝まだきに届いた新聞、
今朝は朝日新聞「天声人語」を読みました。
  ひどく落ち込んだとき、
  あるいは疲れきったときにすることは、
  高校生のころから変わっていない。
  部屋のあかりを消し、
  暗闇で甲斐バンドの曲を聴くのだ。
  人生の悲しさ、
  恋のつらさを、
  懸命に伝えようとする歌声とギターがある。
  励まされる、というのとは違う。
  絶望のなかでもがくようなロックに、
  なぜか心が落ち着くのだ。
  自分を支えてくれる曲は、
  人それぞれにあろう。(後略)

久しぶりに、
甲斐バンドの『安奈』を聴きました。

それから夜が明けきるまで、
これまでの人生で、
自分を支えてくれた曲を立てつづけに聞きました。

堀内孝雄『遠くで汽笛を聞きながら』
松任谷由美『いちご白書をもう一度』
高田恭子『みんな夢のなか』
『月桃』
『原爆許すまじ』
西田佐知子『アカシアの雨がやむとき』
伊藤咲子『乙女のワルツ』
梶光夫『青春の城下町』
『桑畑』
『国際学連の歌』
梓みちよ・田辺靖雄『いつもの小道で』
きたやまおさむ『イムジン河』
北原謙二『ふるさとのはなしをしよう』
讃美歌第405番『神ともいまして』
かまやつひろし『どうにかなるさ』

今朝は、
こうした曲が、
「自分を支えた曲」として思い出されたけれど、
また別の夜には、
また別の「自分を支えた曲」を思い出して聞くのでしょう。