最近、新しい言葉が増えて、
それがすごいスピードで迫るので、
頭皮を上滑りして、
脳にまで浸透しないことが多い。

たとえば「インターセクショナリティ」、
「交差性」と訳すそうです。

どんな状況、
どんな文脈で使うのだろう?

5月26日「朝日新聞」の《論壇時評》
東京大学大学院教授・林 香里さんが、
「交差する抑圧を見つめる」と題して書いている中に、
この言葉が出てきます。

  インターセクショナリティとは、
  いうなれば「差別をよく見よ」ということ。
  発端は米国の黒人女性たちの怒りだった。
  彼女たちの身の上には、
  女性差別と黒人差別など、
  複数の差別が折り重なって作動する。
  その抑圧は、
  白人女性が受ける抑圧とは、
  本質的には異なると訴えた。

う~ん、分かったような・・・、
いや、よく解らん。

言葉が素通りする。
時代に取り残される。