生きていると、
なんとなくの日があります。

なんとなく心が晴れない、
なんとなく気が重い、
なんとなくもの淋しい、
なんとなく気だるい、
なんとなく生き心地が悪い、
なんとなく背中がゾロリとする。
五木寛之がいうところの「暗愁(あんしゅう)」です。

昭和20年(1945)7月、
永井荷風がその日記に書いて以来、
日本人が使わなくなった言葉。

今日はその暗愁日です。
安息日が暗愁日。