昨日の朝日新聞《かあさんのせなか》は、
小川 糸さんの「亡くなって新たな関係に」でした。
  母が生きている間は、
  見えないへその緒でつながれているような苦しさがずっとありました。
  だけど、
  母の死を機にぷつんと切れて、
  今度は私の子宮の中に母がいる。
  そんな関係を味わっています。

こういう感覚は、
朝の心を不安にさせる。

母と娘は、
三本のへその緒で、
果てしなく繋がれている。

母の胎内では母のへその緒で、
生まれてからは見えないへその緒で、
母の死後は娘のへその緒で。 

心の庭は日が陰る。