【誰か】2022・9・23
2022年09月23日
毎朝、
ほぼ決まった時間に、
自分のホームページを開いて、
ブログを書き続けています。
ときどき思います。
何のためだろう?・・・と。
昨夜から読み始めた本の中に、
「ああ、そういうことか」
と思わせる個所がありました。
青山美智子『鎌倉うずまき案内書』(宝島社文庫)
「黒祖ロイド」は、
落選しても落選しても、
何年も何年も、
小説を投稿し続けています。
「どうしてそんなに、続けられるんだ?」
と訊かれて、
「ロイド」が答えます。
・・・誰か、が・・・いるから。
「誰かって?」と更に尋ねられて、
自分でもわからない。
特定の人じゃなくて、
誰かなんだ。
誰かに向けて、
届くべき人に届けたくて、
書かずにいられない衝動で書いてる。
その誰かが何人いるのか、
いつ届くのかもわからない。
ただ、
読んだ人が、
これは自分に向けて書かれた小説だって思ってくれたら、
きっとそのとおりなんだ。
(「一九九五年 花丸の巻」より)
そういうこととなんだろうなって思います。
私のブログも・・・。