【あけび】2022・10・16
2022年10月16日
公民館に所用があった昨日、
足を延ばして道の駅・本庄に行きました。
商品台の上に、
大量の柿と中量の冬瓜に挟まれて、
少量のあけびが並んでいました。
そこで今日の一句。
二つ三つ あけびが並ぶ 道の駅 清志
「あけび」は「木通」と書くそうです。
あけびらしくないなあと思います。
熟れると実が開くので、
「開け実」だそうです。
あけびの句をいくつか。
口あきて通草は泣けり霧の中 殿村菟絲子
母追うて走る子供の手に通草 橋本鶏二
(『合本 俳句歳時記』角川書店)
笑む少女あけびの種子をもてあます 加藤楸邨
(『カラー図説 日本大歳時記』講談社)
あけびの句は、
悲しく哀しく愛しい。