【小便俳句】2022・10・18
2022年10月18日
谷崎潤一郎の「短歌小便論」を真似るなら、
私の俳句は“小便俳句”です。
尿意をもよおしたらトイレに駆け込むように、
句趣が湧いてきたら俳句帖を開きます。
俳句帖といっても、
百円ショップで買った“らくがきちょう”です。
10月に入ってから使い始めて、
今日から二冊目です。
昨日今日の小便俳句。
人まれな野辺にも似合う月見草 清志
名も知らぬ並木に紅い秋の実が 清志
真っ先に鼻が見つける金木犀 清志
それぞれがそれぞれの秋それぞれに 清志
朝まだき小雨がぬらす秋の窓 清志
どんぐりが枯れ葉の横で濡れている 清志