谷崎潤一郎の「短歌小便論」を真似るなら、
私の俳句は“小便俳句”です。

尿意をもよおしたらトイレに駆け込むように、
句趣が湧いてきたら俳句帖を開きます。

俳句帖といっても、
百円ショップで買った“らくがきちょう”です。
10月に入ってから使い始めて、
今日から二冊目です。
宍道湖1

昨日今日の小便俳句。
  人まれな野辺にも似合う月見草  清志

  名も知らぬ並木に紅い秋の実が  清志

  真っ先に鼻が見つける金木犀  清志

  それぞれがそれぞれの秋それぞれに  清志

  朝まだき小雨がぬらす秋の窓  清志

  どんぐりが枯れ葉の横で濡れている  清志  

旬1花2
浜2柿1
柿1堀川1