昨夜は雨降りでした。
こんな静かな雨の夜、
人は何を思って過ごしているのだろう。
人はどんな句を詠んでいるのだろう。

『カラー図説 日本大歳時記』(講談社)から、
「秋の雨」を探しました。

  寝続けて夕べとなりぬ秋の雨  吉野左衛門
私の昨日もまさしくそんな昼寝でした。

  母の忌や秋雨降りて小豆煮る  赤星水竹居

母の命日の10月3日、
もうとっくに過ぎていました。
今年は思い出さなかったなあと気づきました。
思い出すこともなく何日も過ごしていました。

今年の10月3日、
何をしていただろうと、
10年日記を開いて見ました。

あるひとを訪ねていました。
あることを決意した日でした。