昨日の朝日俳壇
  達者でな ほなさいならと 曼殊沙華 (海南市)楠木たけし

どんな別れか分かりませんが、
どんな別れであろうと、
潔いなあと思いました。

先日、買って、
その日のうちに読んだ絵本を思い出しました。

かこさとし『ヒガンバナのひみつ』(小峰書店)

旬1

ヒガンバナ、
ある日、突然のように目にする花です。

葉っぱはどうしたんだろう?
彼岸以外の時期はどうなっているんだろう?

いつも疑問に思いながら、
花を見なくなると、
いつのまにか忘れていました。
花のことも葉のことも、
疑問に思ったことまでも。

  花がさくときには、葉がありません。
  葉がないので、くきの先にあつまってついているつぼみや、
  四方にひらいた花が、とても目立つことになります。
  花が終わり、くきもかれてなくなると、葉がでて、
  冬をこすことになります。
  そして、この葉が春になると、消えてしまうので、
  「花と葉が親しくなれない草」とか、
  「葉のない花」という名前から、
  草の葉を、口の歯として、
  ハヌケグサとか、ハッカケというところもあるのだそうです。

夏から秋に季節が移り、
朝晩が涼しくなるのを感じて咲くようです。

サクラ前線のようにヒガンバナ前線があって、
秋の彼岸のころに咲くのは西日本で、
北海道は8月中旬、
東北は8月下旬、
関東は9月上旬、
南九州は9月下旬だだそうです。

不思議に思っていたことが、
あれこれ解明されました。