【ウンコの始末】2022・10・26
2022年10月26日
昨日の一日一冊は、
原田ひ香『母親ウェスタン』(光文社文庫)
「解説」を随筆家の木皿 泉さんが書いています。
その中にこんな個所があります。
ぽしゃった映画の台本で、
今でも好きなセリフがある。
大勢のヤクザに追い詰められた殺し屋のオバサンが、
それでも的確に撃ち殺しながら、こう言う。
「人のウンコの始末をしたこともないヤツに負ける気はしないね」
理由なんかつけず、
必要ならさっさとやってしまう。
やっぱり、オバサンが一番かっこいいのです。
オバサンでも殺し屋でもないし、
ウンコの始末の描写もないけれど、
そんな勢いの、
そんな雰囲気の話です。