髙田 郁が新しい本を出しました。
『駅の名は夜明~軌道春秋Ⅱ~』(双葉文庫)
昨夜、読み終えました。

旬1

著者の「あとがき」から少し引用します。
  幸せを心から望めども、
  人生はそう容易くはない。
  誰しも病や老いから逃れられず、
  思いがけない災禍に見舞われることもあります。
  そんな時、
  声を限りにエールをおくられると、
  却って辛さが増すこともあるでしょう。
  NOT DOING, BUT BEING
  ・・・何もしない、でも、傍らに居る。
  九つの物語が、
  あなたにとって、
  そんな存在になればと、願います。

九つの短編、
いずれもいずれも、
そんな物語でした。

「何もしないが傍らに居る」が、
いつまでも心にたゆたいました。