県民会館の「硬筆アート展」に行きました。

使われた題材に、
いくつか心に残るものがありました。

  この道しかない春の雪ふる  山頭火

  ほんに仲よく寄せ鍋あたかく  山頭火

  夕焼けが赤トンボに乗り消えゆきぬ

  紀の海や潮の岬の秋風にくろき浪みるただ一人かな  信綱

  千射万箭

千射万箭(せんしゃばんせん)
弓道の教えだそうです。
千回弓を射ることと一万本の矢のこと。

  千回の射にも、
  万本の矢にも、
  同じものは一つもないのだから、
  全ての矢を一本一本大事にして、
  新たな気持ちで射なければならない。

  総てのもの事を、
  一つ一つ丁寧に心を込めて全力で臨め。
ということらしい。 

総じて佳い展示でした。