昨夜の一冊は漫画でした。
Gao Yan(ガオ イェン)『緑の歌』(KADOKAWA)

旬1

本の帯から引用します。
  台湾出身の漫画家が奏でる、
  国境を越えた愛の歌。(上巻)

  台湾出身の漫画家が綴る、
  時空を超えたラブレター。(下巻)

松本隆作詞・細野晴臣作曲、
はっぴいえんどが歌う「風をあつめて」に夢中になり、
村上春樹『ノルウェイの森』を読み、
「海辺のカフカ」というライブハウスに入りびたり、
岩井俊二の「リリイ・シュシュのすべて」を読んで小説を書き始め、
細野晴臣の台湾公演に熱狂興奮する女子大生の日常です。

  人は22歳までの間に
  憧れや心酔できる
  ものがあれば
  それが形のあるものでも
  たとえ形のない
  ものであっても
  心にとても深い穴を
  残していくから
  絶対に忘れることは
  ないんだって

これといって大きな変化があるわけでもなく、
心が塞がるような事件が起きるわけでもありませんが、
不思議に心に残るストーリーでした。