昨日の一日一冊は、
この一冊のみ。
「図書」12月号(岩波書店)

旬1

巻頭言は斎藤正彦さん。
精神科医だそうです。
    ことすべて叶うこととは思わねど
    己が歩みをまっすぐにゆかむ
  八七歳で世を去った母は、
  亡くなる二年前まで日記を付けていた。
  日記は認知症が進行して、
  それができなくなるまで続いた。
     (中略)
  冒頭の歌は、
  母の死後、
  部屋に残された短冊に、
  推敲の跡とともに記されていた。
    (「アルツハイマー病と診断された母の心の軌跡」)

 

私も思います。
ことすべて叶うこととは思わねど・・・と。

私も思います。
己が歩みをまっすぐにゆかむ・・・と。

でも、
実際の歩みは、
なんとギクシャクであったことか。
なんとトボトボであることか。