昨日の一日一冊は、
佐々木裕一『うきあし~あきんど百譚(3)~』(双葉文庫)

ばじょう

  貧しくとも、
  まっとうに暮らしている者たちは明るい。
  それは、
  家が立派だろうが、そうでなかろうが、
  住んでいる者が健全であれば、
  何処も一緒で明るい声が聞こえてくる。
            (「根津の鬼女」より)

「まっとう」を「健全」と置き換えている。
なるほど、
そういう捉え方もあるのだ。