【いちにち、古典】2023・2・2
2023年02月02日
新聞に広告が載っていたので、
さっそく買いました。
田中貴子『いちにち、古典』(岩波新書)
「あさ」「ひる」「ゆう」「よる」「よなか」を巡る古典の話題、
その中の「あさ」の大半は「鶏鳴」でした。
古典作品を調べてみると、
こういうことがわかったそうです。
一番鶏が時を告げるのは「真闇な」時間帯であること。
周囲がどんなに暗くても鶏が鳴くのは「夜が明け」るしるしであると考えられていた。
そして、
鶏鳴 一番鶏が鳴くころ。午前二時ごろ。丑の時。八つ時
(「日本国語大辞典」)
鶏は夜が明けたから鳴くのではなくて、
夜明け前に鳴いて「人々に起床をうながす重要なしるし」だったようです。
驚きでした。