【ウクライナ戦争】2023・2・6
2023年02月06日
昨日の一日一冊は、
小泉 悠『ウクライナ戦争』(ちくま新書)
このごろ新聞で話題でしたので買いました。
なかなか難しくて時間がかかりました。
よく分からない処は、
よく読んでも分からないので、
気持ちよくページをめくりました。
もっとも納得したのは、
プーチンに開戦を決断させた動機は何であったのかは、
現時点では「よくわからない」と認めるほかないだろう。
(「第五章 この戦争をどう理解するか」より)
いろいろな意味で、
もっとも心に残ったのは、
最後に、
妻のエレーナと娘のありさにも、
感謝の言葉を述べたい。
日々の大学業務と研究活動、
戦争によって激増したメディア出演に、
本の執筆という仕事が加わったことで、
家族との時間を随分犠牲にしてしまった。
それでも、
連日帰りの遅い筆者を見守ってくれた二人の理解なくしては、
本書を比較的タイムリーに世に問うことはできなかっただろう。
願わくは、
この戦争からあらゆる人々が解放されて、
我が家にも平穏が戻るように祈りたい。
(「あとがき~小さな名前のために~」より)
執筆は、2022年9月、
発行は、2022年12月10日でした。