昨日の一日一冊は、
小泉 悠『ウクライナ戦争』(ちくま新書)

旬1

このごろ新聞で話題でしたので買いました。
なかなか難しくて時間がかかりました。

よく分からない処は、
よく読んでも分からないので、
気持ちよくページをめくりました。

もっとも納得したのは、
  プーチンに開戦を決断させた動機は何であったのかは、
  現時点では「よくわからない」と認めるほかないだろう。
        (「第五章 この戦争をどう理解するか」より)

いろいろな意味で、
もっとも心に残ったのは、
  最後に、
  妻のエレーナと娘のありさにも、
  感謝の言葉を述べたい。
  日々の大学業務と研究活動、
  戦争によって激増したメディア出演に、
  本の執筆という仕事が加わったことで、
  家族との時間を随分犠牲にしてしまった。
  それでも、
  連日帰りの遅い筆者を見守ってくれた二人の理解なくしては、
  本書を比較的タイムリーに世に問うことはできなかっただろう。
  願わくは、
  この戦争からあらゆる人々が解放されて、
  我が家にも平穏が戻るように祈りたい。
          (「あとがき~小さな名前のために~」より)

執筆は、2022年9月、
発行は、2022年12月10日でした。