【徳川家康】2023・2・7
2023年02月07日
昨日の一日一冊は、
吉川永青『家康が最も恐れた男たち』(集英社文庫)
いつだったかの新聞広告、
『家康を愛した女たち』と並べて紹介されていました。
自らの生を愛で、
懸命に生きてこそ人なのだ。
(中略)
非才ゆえに人を恐れ、
恐れたからこそ生き延びた。
生き続けた末に世の頂という座に就いた。
全ては、常に懸命だったからだ。
自らの生を慈しんできたがゆえなのである。
(「其之八 真田信繁」より)
末國善己さんの「解説」によると、
徳富蘇峰が書いた『近世日本国民氏』の「家康時代下巻」に、
信長を「非凡の英雄」
家康を「偉大なる平凡人」
と評しているそうです。
NHKの「どうする家康」を観ていると、
そういう感じがよく出ています。