昨日の一日一冊は、
宮部みゆき『刑事の子』(光文社文庫プレミアム)

旬1

刑事の「伊原」が、
殺された「相沢めぐみ」が暮らしていたアパートを訪ねます。

  ここから新しい発見があるはずはないのだが、
  壁のカレンダーの十二月二十九日の日付の下に、
  丸い文字で「帰省」と書かれているのを見たとき、
  あらためて胸が痛んだ。
          (第三章 殺人愉快犯」より)

ページをめくる手が止まりました。
涙が出そうでした。