昨日の一日一冊は、
芝村涼也『冬の縁談~北の御番所 反骨日録 6~』(双葉文庫)

旬1

初めて読む人でした。
  甲斐原様とのご縁が結ばれるなら
  これ以上何も望むべきでないのは
  十分判っているのですが、
  もし叶うならば、
  一つだけどうしてもお聞き届けいただきたいお願いあるのですが。
    (中略)
  促されて茜が口にした願いは、
  佑にとって予想もしていないことであった。

この予想もしていなかった願いが、
茜自身もまさか叶うとは思っていなかった願いが、
最後に実現された形で読者は知ることになります。

ああ、そういうことだったのかと、
ほろっとしました。