昨日の一日一冊は、
末盛千枝子『根っこと翼』(新潮社)
副題があります。
「皇后美智子さまという存在の輝き」

旬1

以前、皇后さまが、
 「静かに行くものは健やかに行く。健やかに行くものは遠く行く」
 という言葉、誰の言葉か分からないけれど、私は好きなの。
と言われたことがあった。
(「ヴエロニカ」より)

最後まで読んでみて、
美智子皇后のお人柄がよくわかる一冊でしたが、
私はこの一言が、
心にしみて残りました。

編集部の解説によると、
もとはイタリアの経済学者、
ヴィルフレド・パレートのモットーであり、
作家の城山三郎氏が愛着をもって訳した。
詳細は城山氏の、
『静かに 健やかに 遠くまで』(新潮文庫)に触れられている。

さっそく注文しました。